今回の旅行の目的は落石ネーチャークルーズの船に乗って撮影することだった。空いている時間は小鳥のさえずりのピークは過ぎているので、落石の森でエゾライチョウを写すことにしていた。
しかしエゾライチョウも撮影の最適期は過ぎていると思われたので出会えるかどうか半信半疑だった。運良く最初に訪れた時に幼鳥3羽連れに出会った。親鳥を50mほど先に見つけて様子を見ていたら、なんと車のすぐ脇に幼鳥が出てきた。次の瞬間、幼鳥も私に気付いて次々に3羽が飛んで道路の反対側に消えてしまった。結局親子連れを見たのはこの時だけだった。1羽だけで見られることが多かった。1回だけ♂を見かけた。
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1.雌雄が並んで歩いていた | 2.右がこの時だけ見られた♂ | 轍の間の草むらに入った |
エゾライチョウは警戒的で撮影は難しいという思い込みがあったが、エゾライチョウはそんなに神経質ではなかった。撮影していたエゾライチョウが道ばたのフキの茂みに入ってしまった。10分ほど待っていても出て来ないのでゆっくり車を進めていたら、車のすぐ脇のフキの中を歩いているのを見つけた。再び停車していたら車の前の砂利道に出てきて採食し始めた。エゾライチョウにとって道路脇のフキの周りは食べ物が豊かなようだ。道なりに歩いて採食するのが一つの採食方法らしい。