庭で繁殖

●シジュウカラ繁殖記
(軒下の巣箱で繁殖するシジュウカラの観察記録)
シジュウカラ成鳥は前年9月に巣箱に飛来し始める。
秋口の飛来当初は巣箱への飛来数が多く、いったん飛来頻度が減ってから、3月繁殖直前になると飛来数が最大になる。
シジュウカラ♀が巣材を運ぶ時間帯は、午前中が中心で13時までに90%を運んでしまう。
シジュウカラ♀は産卵すると巣箱をねぐらにするようになる。
♀がねぐら入りする時、一緒に飛来した♂は♀に聞かせるかのように熱心にさえずる。
シジュウカラがヒナに与えるために運ぶムシは1度に1匹だけ。
シジュウカラは日の出と共に給餌を始め、日没で停止する。その間の活動はフラットでコンスタントに食べ物を運ぶ。
親が巣箱を出る時に糞を持って出す割合は、ヒナの成鳥と共に増える。
ヒナがある程度育った段階になると、片親だけになっても巣立たせる場合がある。
スズメは巣箱にシジュウカラのヒナがいても巣箱を略奪する場合がある。
シジュウカラ♀が巣箱にいてもヒナを突いて殺して、雌雄共同作業でヒナを巣箱の外に運び出してしまう。

2003年春(2003.4.15)
2002年秋〜2003年春・巣箱覗き行動観察
2002年4月23日、1日に運んだ餌と糞
2001年秋〜2002年春・巣箱覗き行動観察
2001年初夏(2001.6.17)
2001年春(2001.4.4)
1999年初夏(1999.6.19)
1999年春(1999.5.3)

●キジバト繁殖記
(庭のモミジで繁殖したキジバトの観察記録)
キジバトの産卵にはパターンがある。1卵目は午後遅く、2卵目は翌々日の朝方に産む
キジバトは2羽のヒナに同時に給餌する。
キジバト♀は夜間抱雛中にも給餌し昼間の給餌率は20%だが、夜間を含めた1日計では雌雄ほぼ同量になる。

2000年盛夏・秋(2000.10.9)
1999年盛夏(1999.9.15)
1999年梅雨(1999.7.28)
1999年初夏(1999.6.13)
1999年春(1999.4.26)
1998年秋(1998.11.2)

●裏山野鳥観察記
2001年秋 野鳥羽数推移